実を言うと僕は「ブログの運営」という趣味を持っているのですが、これを始めてからというもの、やたらスクリーンショットを撮る機会が増えました。
サービスの手順を紹介するのに撮り、操作方法を注釈するのに撮り、もう文章抜きでスクショだけ並べた方が分かりやすいのではないかと思い詰めることもしばしば。
それほどに回数が多いわけですが、さらにそこへ枠を付けたり矢印を入れたりの編集も入ってくるのですから大事です。もちろん記事にする以上、見やすいものにしたいからそうするのですが、時間は確実に持っていかれます。
これをWindowsの標準機能でスクショしてペイントに貼り、編集したらリサイズソフトで縮小して、なんてやっていたら日が暮れるどころか次の季節が来てしまいます。というかブログを始めた当初の僕がソレだったわけですが。
そんな状況を打破してくれたのは今現在、僕が愛用しているスクショソフト「Screenpresso」でした。
彼はスクショ、編集、リサイズといった一連の作業全てを一手に引き受けてくれる、まさにヒーロー的存在なのです。
一瞬で撮影できる
Screenpressoはインストールするとツールバーに常駐し、「printscreen」を押せばいつでもスクリーンショットが撮れるようになります。


この際、ウィンドウの範囲を自動で検知してくれるため、写したい部分のみを狙うことができます。
撮影したスクショはワークスペースと呼ばれるエリアに保存され、クリックして確認できます。


編集機能が付いているのでコレ一つで完結する
撮影したスクショはワークスペース上でそのまま編集が可能になっています。
なっています、なんて簡単に表現しましたが、この編集が凄まじく使いやすいのです。

以下のような多様な編集機能があり、全て2~3クリックで使えます。
- 矢印を入れる
- 枠を入れる
- 文字、吹き出しの挿入
- 指定範囲に色を付けて強調する
- 円などの図形を描く
- 一部をルーペで拡大する
- 指定範囲をぼかす
その手軽さときたら半端ではなく、「強調したい部分に枠を付けて矢印を足す」とかその程度であればものの数十秒で終わってしまうほど。

手順の解説みたいな、どうしてもスクショの枚数が多くなりやすい記事であってもほとんど負担を感じません。これにはツールに厳しいブロガー界隈もニッコリ。
そして上のような装飾系の編集に留まらず、リサイズや切り抜きなど、画像そのものの加工も同時に行えます。

一般的なスクショソフトは装飾までしかできず、別途リサイズソフトをカマす必要があったのでコレが地味に楽なのです。
そして個人的に一番「良い」と思っているのが、ワークスペースから直接Wordpressに画像をドロップできるという点。

編集が完了した画像を一旦デスクトップに保存してドロップ、とやるとアイコンが散らかって片付けるのが面倒なので、スマートな感じがだいぶお気に入りです。
あと他のソフトで作った画像であってもワークスペースに入れれば編集が可能なのも便利ですね。スクショではない既存の画像にも好きなだけモザイクが入れられます。
注意すべきこと
大変役に立ってくれるScreenpressoですが、実は本来、有料ソフトです。
上で書いたような機能は全て無料版でも使えますが、やはり一部に機能制限があります。
↓が無料版で課せられる制限の例です。
- 一度編集を確定した画像は再編集できない
- Screenpressoは実は動画も撮影できるが、音は録れず、最後にロゴが入る
- OCR(画像からテキストを読み出す機能)が使えない など
しかし言うまでもないですが、ブログ用の画像編集程度には既に十分過ぎる性能です。個人的にはゴリゴリ無料で依存しているので若干肩身が狭いような気さえしています。
こういうソフトには珍しく月額課金ではなく買い切りなので、どうしても必要に迫られたなら購入を考えてもいいでしょう。値段も4,000円しません。
また、この記事執筆時点ではWindowsのみの対応であることも注意が必要です。Macなら「Monosnap」が同じような機能を持っているので見てみてください。
ブロガーの動脈
記事に起こすと、改めてやれることの多さに舌を巻きます。何かの拍子に永久に使えなくなりでもしたら、何人のブロガーが姿を消すか想像もできません。
もちろんブログに限らず仕事の資料作成なんかにも有用なので、その影響はもしかしたら社会にまで及ぶのかもしれません。
どう見ても「スクリーンプレッソ」なのに正式名称は「スクリーンプレッサー」であること以外、弱点の見当たらないスクショソフト。
ブログ用の画像にお困りなら、試してみることをお勧めします。