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数千年ぶりにモニター(ディスプレイ)を買うアナタへ【おすすめの選び方】

モニター 握手

先日、モニターを新しく導入しました。

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初めて導入した27インチ4Kモニター「27UK600-W」は大正解だった【レビュー】趣味でDTMと、それをネットに公開する時用の動画編集をしているのですが、常々 「作業領域が狭い」と感じていました。 解像度の大き...

実に8年ぶりの買い替えだったので、もう何を基準に買えばいいのか全く覚えていませんでした。
結果、ググりにググりまくってモニター選別の基準を洗い出す羽目になったわけです。

 

「(何らかの理由で)新しいモニターが欲しいけど、何を基準に選べばいいかわからない

 

そんなアナタのため、ここにモニター選定の基準をまとめておきます。

僕の苦労がせめてアナタの時短になることを祈ります。

モニターの選び方

モニター選定の際のポイントは以下の通りです。

選定のポイント

・サイズ
・入出力(端子)
・液晶パネル
・解像度
・マウント規格
・付加機能

以下、1つずつ見ていきましょう。

 

サイズ

画面のサイズは大きければ大きいほど嬉しいような気がしがちですが、それ単体で考えるのではなく、設置する場所を含めて検討すると良いです。

具体的には、自分の目からどれだけ離れた場所に設置する予定なのか?を考慮するのです。

 

モニターの大きさはインチ(型ともいう)という単位で表されます。

このインチは画面上の対角線の長さを指しているので、インチが大きいほど縦横の長さも大きくなって画面が広くなります。1インチは2.54cmです。

ディスプレイ モニター インチ 説明

大きければ大きいほど遠くに置く必要があるので、置きたい場所に設置できるサイズか?に加え、目からの距離が確保できる大きさか?も計算に入れると良いでしょう。

先に自分の環境でモニターを置いたらどれだけ距離の距離があるかを計っておき、店頭でその距離から見て大きさを判断する、というやり方がオススメです。

 

入出力(端子)

PCから接続する際に使えるケーブルの種類のことです。そもそも何故世界で1つのケーブルに統一できないのか。答えは出ないままです。

そしてモニターを選ぶ際に見るべきは「何の種類のケーブルが」「それぞれ何本刺さるのか」です。

何の種類のケーブルが使えるか

「モニター ケーブル」でググると非常に多くのケーブルが出てきて閉口しますが、とりあえず主流の「HDMI」と「Display port」に対応しているかどうかを確認しておけば大丈夫です。

HDMIケーブル

HDMIケーブル

Display portケーブル

Display portケーブル

こういうケーブルです。

モニターの対応ケーブルが分かったら出力側、つまりPC側の挿し口がそのケーブルに対応しているかも確認します。

PCに載っているグラフィックボードをググるのが一番確実なのですが、よく分からなければケーブルと同じ形の端子がPC側にもあれば使えるので、直接見てしまいましょう。困ったときは解決策(物理)が一番です。

 

ここまで確認できれば少なくとも買った後に繋いで表示させることはできるのですが、もしアナタが今流行りの4Kで表示させたいと考えているなら、もう少しだけ注意すべきポイントがあります。

4Kで表示させるには、モニター、ケーブル、グラフィックボードの全てが4Kに対応している必要があります。

モニターとグラボは箱にデカデカと「4K」の表示があるので分かりやすいのですが、ケーブルにはそんな感じの表記はほぼありません。ケーブルは以下のバージョン以上のものなら対応しているので、よく確認して買いましょう。

HDMI Ver.2.0以上
Display port Ver.1.2以上

 

4Kに対応しているケーブル

 

ちなみに2018年現在はあまり対応している機種が多くないですが、USB-TypeCというケーブルも今後主流になる可能性があります。

コレ1本で動画と音声と給電がまかなえてしまうというやべーケーブルです。なるか世界統一。

何本刺さるか

僕の導入した「27UK600-W」を例にすると、入力は「Display port×1、HDMI×2」の3口です。

27UK600-Wの背面画像

モニターがこういった形で複数の入力を備えていると、大きく2つのメリットがあるのです。

 

1つ目は複数の機器を同時に繋げられること。

例えば1つ目のHDMIにPCを、2つ目のHDMIにPS4を接続しておいて、使いたい時に使いたい方の入力にモニター側で切り替えてあげれば、わざわざ接続しなおさなくて済みます。

こういう↓ので分配してもいいですが、最初から入力数が複数あるとスッキリしますね。

 

2つ目はデュアルディスプレイを導入する際に配線の小回りが利くことです。

1枚目のモニターが古くてHDMIしか対応しておらず、グラボから出力できるのはHDMIとDisplay portがそれぞれ1つずつだけ……なんて時に、2枚目のモニターもHDMIしか対応していなかったら詰みです。

そこにDisplay portの入力が1つあるだけで解決するのなら、それを見越してモデルを選んであげると良いと思います。

 

液晶パネル

液晶パネルを選ぶポイントはシンプルに以下の2点です。

光沢か非光沢か

グレア(光沢)、ノングレア(非光沢)とも呼ばれます。

光沢パネルは表面が鏡のようにツルツルテカテカしており、色が鮮やかに映る反面、目も疲れやすいという性質を持ちます。たまに聞くゲームのロード画面で自分が映って死にたくなる系の逸話は、この光沢パネルを使用していると起こります。

光沢パネル

 

非光沢パネルは映り込みを防ぐための加工がなされているので自分の顔面を拝まずに済みますが、その分発色は比較的、落ち着いた感じの表示になります。

非光沢ディスプレイ

 

これに関しては完全に好みなので、好きな方を選んで大丈夫です。でもふいに映り込んだ自分って本当に気の抜けた顔しててビビりますね。

TN、VA、IPSの三種類

液晶パネルはその駆動方式の違いにより、TNパネル、VAパネル、IPSパネルの3種類に分けられます。

この3つは並べて比較することで違いが分かりやすく、かつ目的に合ったものを選びやすくなります。

それぞれの詳しい仕様の違いに関してもググる過程で出てきたのですが、「電圧をかけた液晶分子が移動してどうこう」みたいな感じで面倒なオタクに絡まれた時みたいな気持ちになったので、

「結果、モニターを選ぶ時に見るべきポイント」のみを以下のようにまとめました。

 

モニターパネル 特徴 図

 

TNパネルは低価格で応答速度(※画面の切り替わるスピード。速いほど滑らかで残像が少ない)が速いので、FPSなどのゲームをするなら選択肢に入ります。
弱点は視野角の狭さで、真正面以外から見るとスマホの覗き見防止シートみたいに暗く見えづらくなります。

 

VAパネルはTNとIPSの中間に位置しており、深いコントラスト(色の明暗)を表現できるのがメリットです。クッキリハッキリした表示が好きなら選んでもいいでしょう。
価格によって応答速度にかなり差があるので、そこを重視するなら注意が必要です。

 

IPSパネルはこの中で最も価格が高く、その分画質も最高です。応答速度は遅めの傾向ですが、発色が綺麗に出るので、画質や色の再現度を重視するならこのパネルになります。
視野角も一番広いので、宗教上の理由でモニターは真横から見る派というわけでもなければ、どこから見ても綺麗に見えます。

 

最終的には好みなのは間違いないのですが、こだわりが無いならIPSを選んでおけば後悔はしないと思います。IPSで4K表示すると、こだわらない人でも結構感動しますよ。

 

解像度

モニターというものが「すごい数の点が集まって画像・映像を表示する仕組み」なのはご存知のとおりですが、その点の数がいくつあるのか?というのが解像度です。

例えば2018年現在、最も使われているフルHDの解像度は「1920×1080」と表記されますが、これは

1920行 × 1080列 の点から出来ているモニター

という意味です。2,073,600個の点によって1つの絵や映像を表示していることになります。

 

なので解像度の認識としては、仮に1枚の画像を表示するとして、点の数が多いほど鮮明な表示になり、逆に少ないほどモザイクみたいになっていく、というイメージを持っていれば間違いありません。

 

それを踏まえたうえで、どこまで綺麗な画質が欲しいか?を下の一覧から選びましょう。PC用モニターとして一般的な解像度がまとめてあります。

もちろん高解像度になるほど価格も高くなる傾向にありますので、お財布とよく相談です。

名称 解像度
HD 1280×720
フルHD 1920×1080
WQHD 2560×1440
4K 3840×2160

 

マウント規格

モニターを買ったら大体の人は設置すると思いますが、大体の場合、次の3つのどれかになることが多いのではないでしょうか。

  1. 付属の台を使って机に直置き
  2. アームを使って宙に浮かせる
  3. 壁に固定する

 

この中で②か③をやりたいのであれば、モニター背面にVESAマウントと呼ばれるネジ穴があるのを購入前に確認する必要があります。

このネジ穴にアームや壁掛け用の金具を固定して設置するのです。

VESAマウント

ネジ穴があったなら、後はネジの位置だけです。

ネジ穴は正方形を描くように4隅に配置されていますが、この大きさがモデルによって違います。そのため、使いたいモニターとアーム・金具が同じ大きさを採用していることをよく確認しておきましょう。

とはいえ、その大きさは一つの規格で統一されているので難しいことはありません。それが上に出てきたVESAという規格です。代表的なものは以下のとおり。

ネジの位置(mm) 用いるネジ
75 × 75 M4 × 10mm
100 × 100 M4 × 10mm
200 × 100 M6 × 10mm
200 × 200 M8 × 15mm

ちなみにネジはアームや金具に付属していることが多いので、別途用意する必要はありません。

 

付加機能

これまではどのモニターにも共通するポイントでしたが、最近のモニターには独自の付加機能が備わっていることも多々あります。その中で特徴的なものをいくつか列挙します。

フリッカーフリー

昔のPCの画面をビデオカメラで撮影すると、明るい光と暗い光が交互にチカチカ点滅しているのがよく分かりますが、アレがフリッカー(画面のチラつき)という現象です。

人の目では認識できない速度で明滅しているのであまり意識に上りませんが、無意識でも長時間チラつきを見つめていると疲れ目の原因になります。フリッカーフリーはこのチラつきを無くし、目が疲れにくくなるよという機能です。

僕はコレにブルーライトカットのメガネを併用していますが、10時間とか見てるとちゃんと疲れるので休憩は別途取った方がいいです。

カラーマネジメント

主にデザインやイラスト的な用途でモニターを選ぶ人向けの機能です。

モニターはモデルによって発色に違いがあるので、PCで描いたイラストをプリンターで印刷したら思ったより青みがかった色合いになってしまった、みたいなことが起こります。

そのモデルごとの発色のクセを補正し、ズレを少なくする機能がカラーマネジメント機能です。

この機能を外部から付加するキャリブレーションソフトというものもありますが、普段からよく色味をイジるなら、機能として最初から付いているモデルを選ぶと良いでしょう。

G-SYNC、FreeSync

主にゲーム用途向きの機能です。

どちらもグラフィックボードとモニターの表示を同期させる機能で、表示速度が命のゲーミングモニター等ではほぼ標準装備になっているイメージです。もちろんグラボ、モニターの両方がこの機能に対応している必要があるので導入の際は注意してください。

2つの違いはG-SYNCがNVIDIA製のグラボ、FreeSyncがAMD製のグラボで使われる機能だという点だけです。

 

そして購入へ…

以上のポイントを踏まえて選んであげれば、大きく外した結果にはならないと思います。もちろん初期不良とかはすぐメーカーに相談しましょう。

あと付け加えるとすれば買う前に実物を見に行くかどうかですが、個人的には必須ではない、と考えます。実際に僕はネットで見ただけで注文しました。

 

その理由は2つあり、1つ目はそもそも見たいモデルが店頭に置いてない場合が多いこと。

モニター自体、ゲーミングPCを扱う専門店とかでなければまずそんなに種類が置いてありません。どこにでもある家電量販店では大手企業の代表的なモデルが少しあるだけでした。

ただ、4Kとそれ以外のモニターはどれくらい画質が違うのか?みたいなモデルに依らない傾向的な部分を見るために行くのはアリだと思います。あと大まかな大きさの確認とかも。

 

2つ目の理由はネット上でも実物の情報がわりとあること。

今は誰もが手軽に発信する世の中なので、かなりマイナーなモデルでも画像検索すれば大体実物の写真と一緒にレビュー記事が見つかります。口コミも価格コムとかでいくらでも見つかりますね。

わりと人気のあるモデルなら、Youtubeに開封動画があることも多いです。カタログでは見えづらいネジの位置とかまで映してくれているので、自分の環境に置いた時のイメージも付きやすいと思います。

 

モニターは買ったら少なくとも数年は共に過ごすパートナーです。

買ってよかった、と思えるように今だけ少し、時間を使ってあげてみてはいかがでしょうか。

 

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DTM(作曲)が好きな20代。労働のアンチ。最高10PV/月達成。 普通に生きているだけでなんか色んな問題に行き当たるので、それらを解決するたびに「どうやったか?」を記事にして更新します。つまりは雑記ブログです。 DTMブログ「1176に火を入れる」(https://1176fire.com/)も運営しています。